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10ヶ月と25日後の

クリスマスパラレル主花SSつきらくがきです。

きょ、去年からアップするタイミング逃してました。
あけましておめでとうございます+今年も主花で行きます!!

R-18なので未成年の方はご縁了ください。


2/11
追記
うおお、ご指摘ありがとうございます。
恥ずかしながら追記アップさせていただきました!
「んっ…も、もう…やめろよぉ・・・ッ」

声変わりもままならない幼い声が涙交じりにイヤイヤと首をってる。
それでも何故か初めてするこの行為を止められなかった。

After Christmas


「おまえはだれだ?」
「ヒッ――!?」
ビクーンッ!そんな音が聞こえそうなほどのリアクションで俺の言葉に反応した。
ゼンマイ仕掛けのようなぎこちなさで振り返ったその人影は
雲間から差し込んだ月の光で和室に似つかわしくない派手な姿を現した。
白いファーに縁取りされた赤い服と、三角帽子をかぶり、
肩に大きな袋を担いだいかにもな「サンタクロース」。
…でも月の光でもわかるくらいに明るい紅茶色の髪と
少したれ気味で琥珀色をした大きい瞳泳がせ、最後は泣きそうにうつむいて
「ごめん」
とつぶやいた声と容姿はどう見ても俺とあまりかわらない歳に見え、少し動揺する。
不法侵入のことかと思ったその謝罪がサンタクロースの存在に関わるものだと
知ったのはその数分後だった。

気まずそうに、申し訳なさそうに説明された内容は、
いい子にしていた俺に「特別なプレゼント」を届けにきたというものだった。
…確かに誰かを困らせるような悪い事はしていないけれど、いい子にしていた覚えもない。
そもそもサンタの服とはいえ、目を覚ましたら自分の部屋に知らない少年が立っていたのだ
説明を信じきれない俺は正座して向き合ったまま見据えていると
深刻な面持ちでかぶってきた帽子を胸の前で両手で強く握り締めて
「…お前に渡すプレゼント…なくしちゃったみたいなんだ…。」
と、蚊の鳴くような声で白状した。
確かに担いできたらしき白い布袋は随分としぼんでいて、目を覚ました時に確認した
壁掛け時計は深夜というよりは早朝に近い時間帯をさしている。
「お前で最後だったんだ、でも袋、空っぽだし、戻って取りに行きたくても、
 今からじゃ夜が明けちまうし、お前のほしい物、俺わかんねぇ、し…」
―ああ、泣いてしまう。
そう思ったのと同時にうつむいた少年サンタの派手な服に
ぽたぽたと大きな水玉が零れ落ちた。
どうしていいかわからない俺は、咄嗟にその紅茶色の後頭部を掴むと
自分の胸に押し付けていた。
「――ッ!?」
びくっと茶色い頭が跳ねて俺の顔を見上げようとするのを強引に押さえ込む。
―――暖かい。寝巻きにしみこんできた涙ですら、暖かいのだと初めて知った。
「・・・れんじ」
「・・・へっ?」
「俺の名前」
「れん…じ。」
グスッ・・・と鼻をすすって俺の名前を復唱する
「うん」
「ごめん、れんじ…ッ」
物心ついた頃から共働きで年中忙しい両親とクリスマスを一緒に過ごした記憶はない。
歳の離れた兄貴も一人暮らしをしていて、滅多に家に帰ってこないから、
最近は祖父と二人きりですごすことが多かった。厳格な祖父は時々優しいけれど、
こうやって抱きしめられたのは俺がもっとずっと小さかった時だけだった。
だから、こんなにも人の体温が心地良いことを忘れていた。
しゃくりあげているこいつがもぞり、と動くたびに
なんだかムズムズした衝動に駆られる。
最初は祖父がしてくれたように慰めるつもりだったのに、
いけない予感が自分の中で動き出す。

小さな頭を拘束していた腕をほどき、涙に濡れて吸い付くようにしっとりとした
ほっぺたをその両腕ではさんで今度は上を向かせる。
「れんじ?」
潤んできらきらした綺麗な目を見つめたまま、そっと顔を寄せて
生まれて初めてキスをした。
「ーッ」
自分からしておいて何だけどこいつの唇が想像以上の柔らかさに少し動揺した。
表面を食んだまま隙間からペロリと舐めると涙の味がして、ほんのり暖かい
今度はちゅぅ、と吸いついてみる
「??!?んうぅ!?」
と、とつぜん目の前の顔が茶色の目を見開いて暴れだしたのでびっくりして唇を離す
「痛かった?」
「???ッい、いた、くないッ
 ・・・ち、ちが!おま・・・ッ何を!な・・・!」
なんだ、びっくりして損した、気持ちよかったのに離しちゃったじゃないか。
俺はどうしてもその唇の柔らかさをもう一度味わいたくて、
再び唇を近づけたら、こいつは何故か口をパクパクさせていたので
間違えて口の中にキスをしてしまう。
「んぷっ、う、やらぁ!!」
舌で俺の唇を押し返そうとしたのでむっとして今度はその舌に吸い付いてみる
表面は柔らかくてしょっぱかったのに舌先はプリプリして甘かった。
詩的なことではなく、甘いお菓子を食べたあとのようなおいしい味がする。
「えぁ…ッんぅッ」
今度は軽く歯を立ててみると鼻に抜けるような甘えた声を出して
抵抗していた力が弱くなった。
なんだろう、体中熱くてゾクゾクする。もっと触れてみたい。
こいつの体の色んなところを舐めてみたい。頭の中がそんなことでいっぱいになる。
抵抗しなくなったのをいいことに布団の上に組み敷くと、
一度は引いた涙の膜がまた決壊しそうなほどにあふれてきていた
「や、ヤダ、れんじィ、」
あれほど止まってほしいと思ったこいつの涙でも
俺の沸きあがった欲求は止められなかった。
弱々しい願いも無視して強引にサンタ服を脱がしにかかると、
驚いたことに中には何も着ておらず、新雪のような真っ白な体が目の前に現れた。
顔立ちが綺麗で、まだ男子と女子の違いがやっと兆しはじめたばかりの体は
同性だとわかっていても、ドキドキして思わず息を呑んだ。
少し聞きかじった程度の拙い性知識を総動員して
まだ何も知らないだろうちいさなペニスを優しく握る
「い、いやだ!怖い!やめ・・・れんじ・・・怖ぃ・・・ッ」
すっかり怯えてしまったそれをやわやわと揉みこむ、
が、その先をどうしていいのかわからない、
グスグスと鼻をすすり、下肢を凝視する視線に気がついて
寝巻きのズボンをずらし、自分のペニスも露わにしてみせる
「プレゼントなんていらないから、これ、こうするの、許して」
悪い事をしている自覚はあった、でもこいつにはわかってほしくて
自分のペニスも一緒に握りこんで上下に動かすと裏側同士が擦れてビリビリとした感覚が
腰から背筋に這い上がってきてたまらなくなった。
「やぁ…これ、ヘン・・・あ、ん、あぅ」
組み敷いたこいつは紅茶色のはねた髪と濡れた長い睫をフルフルと震わせて、
それでもペニス同士が擦れる感覚と視覚から抜け出せないでいるようだった。
もちろんそれは俺も同じで、せり上がって来るゾワゾワとした感覚に
思わず握りこむ手に力をこめると、さっきより早く腰も使って夢中でこすり付けてみる、
と、不意に目の前の体が強張る。
「い、いやぅ…ッあぁっぁぁぁッ!!」
のけぞってビクビクと痙攣したかと思ったらクタリと布団に倒れこんで
不規則で荒い息をしている。
その様子にびっくりして握ったままだったペニスを見ると、
お互い硬い芯があるみたいになっていたのにこいつのは少し柔らかくなっていて、
ひくひくと震えているのが伝わってきた。
「なぁ、名前」
「はぁー…はぁ……はえ?」
「名前…教えてよ」
「おれ、の・・・なまえ?」
「そう」
「俺は…ようすけ」
「ようすけ」
「ふえぁ―ッ!?」
名前を呼んで抱きつく。暖かい、安心する、もっとほしい
そう思って硬いままの自分のペニスと陽介のペニスをまた握ると
律動を再開する。
「ようすけ…!」
きもちいい、陽介ももっときもちよくなればいい、そう思いながら
コツを掴んでどんどん擦りあわせる。
「んっ…も、もう…やめろよぉ・・・ッ」
声変わりもままならない幼い声が涙交じりにイヤイヤと首をってる。
嫌がってると耳で聞いて、目で見てわかってる。
それでも何故か初めてするこの行為を止められなかった。


今度はようすけが「くるッこわい」と啼いて二度目の痙攣を起こすのを見ても動きは止めず、
けれどそのほんの少し後に自分の意識もはじけて真っ白に塗りつぶされた。

うおお!


…………
………


「ぶふぉッ!!!セッ、先輩!いいいいきなり何に言い出すんスか!」
「で、どうなんだ?」
「ばっ、んなの言える訳ねぇだろうが!!!」
至極普通に話題を切り出したはずなのに
完二は食べていたケーキをを盛大に噴出してうろたえる。
「陽介はいつだった?」
「んぁ?俺?…精通かぁ、中一ン時かな?風呂場で弄ってたら唐突に射精てビビッたぜ」
「は、花村先パ・・・ッあ、アンタなんでそんな平気でこたえられンだよ!!」
完二は堂々と答える陽介に動揺して気がつかなかったみたいだが
俺が純粋に聞きたかったことに陽介は気がついていて、一瞬、戸惑ったのを見逃してはいない
ただ先に完二に話題を振ったことで答える状況をつくるった。
「んなの誰でも一度は通る道だろ?お前が意識しすぎなンだよ・・・
 つかお前…俺の体に興味あンの!?」
陽介が胸の前で腕を交差させ、自分の体を守るようにして後退る。
「…あ゙ぁ゙!?タルカジャ入りのイノセントタックかましていいッスか?」
完二の背後に薄ぼんやりとロクテンマオウが見える気がする…
部屋の中でペルソナを使うのはやめてくれ。
否、そんなことより今は陽介の精通の話の経緯が気にかかる。
「せいつーって何クマ?クマも通る獣道クマ?」
「ちょ、助けろよ蓮司!…おい?」
「風呂場で…ということは洗っていて?いや、精通前から弄ってたのか…?」
「雨宮先輩…。」
「うおぉぉぉッやめたげて!想像すんのはやめたげて!!!」
「推理してるセンセイかっこいいクマー!」
完二はドン引き、その完二に首をホールドされたまま陽介は悶絶し
クマは事の羞恥には気がついていない、
ちょっとした悪戯心だったが三者三様のリアクションに満足していると
「ってかお前はどうなンだよ!俺ら辱めたんだからお前もきっちり答えろよ!」
真っ赤になった陽介に机の下からすねを蹴られてはたと思う。
「確か…小6の冬かな?朝起きたら夢精してた」
先に聞いたのは自分だし聞かれて隠す道理もないのであっさり答えると
あっけにとられた完二のホールドを解き体制を整えながら面白くなさそうに
唇を突き出し
「小六で夢精とか…どんなエロイ夢見てたンだよ…」
なんて事を言う。
「結構印象的な夢だったはずなんだけど覚えてないな・・・でも
夢精したのは後にも先にもこの時だけだったし」
わかりやすく拗ねている陽介をそっと挑発する
「すごく特別な夢だったよ」
「――ッ!」
案の定『特別』の言葉に意外と負けず嫌いな陽介がくいついた。

今夜は完二とクマがいるけれど、
きっと本当にほしい『特別なプレゼント』はもらえるだろうと
いい子が寝静まる深夜に悪い大人の期待をした。

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